M tosa Kの書斎

各種広報や、男性同性愛者向けマインドコントロール小説の執筆について真面目に語ります。

MCの定義/分類について02(手段)

(まだ執筆途中です 6/6更新)

 こんにちは。mtosakです。

 引き続き、MCの定義/分類について。

 前回は、「催眠」と「洗脳」という曖昧な言葉を無理やりに定義、というかどういう風に解釈しているかを書いてみましたが、今回はより具体的な分類である、MCをする際の「手段」について書いてみようと思います。

 あらかじめ予防線を張っておくと、僕のメインジャンルは、超能力による他人の認知を改変するMCです。恐らく近いうちに語ると思いますが、『人格』を不可逆的に破壊するMCは苦手で、分析もとても甘いという自覚があります。
 
 このブログに関しては、あくまでも僕の経験則を集積していく目的なので、関心度の低いMCジャンルについては、しょっぱい分析になってしまうかもしれませんが、あらかじめご了承ください(^_^;)
 
 日本のホモMC界隈でも、多くのMC作品が発表されている現状、マインドコントロールをする際の『手段』はパターン化され、確立されています。
 『手段』自体が好みと直結して、ひとつのジャンルとして確立されているものもあると思いますが、 あくまでもまずは、『手段』『方法』に着目して分類することを念頭に置いて、思いつく限り、箇条書きしてみます。
 

 
 では、それぞれの特徴をサラリと分析していきましょう。

手段によるMCの分類

催眠術

概要:
 最もベーシックで古典的なMC手法です。
 催眠という技術は、現実的に確立されており、小説にしたときに最も現実味が出る手法だと思います。
 
メリット:

  • 現実味を出しやすい。
  • 強い制約のおかげで、段階を踏む必要があり、それが非常にバランスよく広い層のMCフェチに刺さりやすい。

 
デメリット:

  • 現実的な反面、制約が強い。
  • 比較的に筆者に描写力を要求される。

 
現実的な催眠術について:
 残念ながら僕は心理学などの専門知識を持ち合わせていないので、付け焼刃の知識しかないのですが、現実的な催眠の手法の流れを簡単に説明します。

 まず、施術側(催眠術師)と被術者側(ターゲット)の間に、ラポール(信頼関係)を築くことが第一条件です。
 ラポールというのは、心理学の用語でセラピストとクライアントとの間で、お互いに信頼し合い、安心して感情の交流を行うことができる関係が成立している心的融和状態を表します。(適当)

 ただし、いわゆる驚愕法や弛緩法と呼ばれるような、ショー催眠で使われる手法を使って、一瞬で暗示をかけることも可能のようです。

 それはさておき、正攻法で言うと、信頼関係を築く→トランス状態に引き込む→簡単な暗示をかける。ここところからスタートします。
 例えば、腕が上がらなくなるとか。それを繰り返すうちにトランス状態は深まってゆき、より強い暗示を掛けることができるようになる。多分ですが、これも信頼関係が深まることによって、暗示の拘束力が上がっていくんじゃないかと僕は勝手に解釈してます。「本当に腕が上がらない!」そう思い込ませてしまえば、自分は催眠術にかかってしまう、と信じ込んでしまう。催眠への信頼度がトランスの深度になるのかなとか。
 
 まあ、現実の催眠術の手法については、いろいろと胡散臭い書籍があるので読んでみると面白いかもしれません。

導入:
 実際に小説に落とし込む際は、ある程度、現実的過ぎるディティールはそぎ落とすことが多いと思います。
 例えば、ラポールについては既に知り合い同士で信頼関係があることでクリアさせるとか、指を鳴らすだけでトランス状態に引き込むことができるほど卓越した催眠スキルがあるという設定にするとか。
 ただ注意すべきなのは、あくまでも現実味を与えることが催眠術を使ったMCの旨みであるので、あまり『超能力』みたいな催眠能力を発揮してしまうと、その旨みが少し損なわれてしまう可能性があります。
 
 催眠ものには、トランス状態への導入の描写がキモになると思います。
 それこそ、驚愕法、弛緩法、サブリミナル。もちろん現実に寄り添いすぎる必要もないので、虚構を交えつつ。それでも、リアリティを出せるように実際の催眠手法の知識を軽く予備知識として、頭に入れておくとよりベターなのかなと思います。

 薬物(お香)を使う、映像や音声を使う、など純粋な催眠術にこだわらず、他の手法も交えるのも面白いと思います。

 昔アンケートを取ったときには、導入描写に興奮する読者も多くいるようだったので、書くならここにこだわって書くと、より現実味が出て魅力が引き出せる気がしてます。

性描写:
 よくあるパターンとしては、トランス状態のまま本人の意思のない状態で行為に及んだ上で、トランスの深度を高めていった上で、強い後暗示によって通常の状態でも、抵抗なく性行為に及ばせるようにするなど。あらかじめ同性との行為に対して嫌悪感や、いわゆるノンケアピールを強く入れておくとそのギャップに強く興奮する気がします。

 導入する際に性的な興奮と紐付けたり、トランス状態なのを良いことにセクハラ気味に描写するのもおいしく感じられると思います。

所感:
 催眠ものの魅力は手間をかけて、現実的に相手を徐々に思い通りにすることなので、そこを意識する必要があるのかなあと思います。
 という薄っい考察w

 なぜなら、僕は催眠物をまだ書いたことがないからだ!
 
Wikiから作品引用:

超能力
超常アイテム
魔法
薬物
機械
寄生
自然現象